2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

せきゅりてぃ〜

ニュースでやっていたが、監視カメラのバージョンアップ版で、人間の異常行動を 感知すると反応するシステムが開発されているらしい。てか、結構できてる感じだ った。 異常行動てのがどのようなものになるのだろうか。 こえーす。

某資料が到着

わざわざMyMoneyを投入してあった某資料が到着〜。あ、ムズイかもしれない。あらら〜。勉強しまちょ。

David Owen 101

第二章 批判の変容――ニーチェと系譜学p27-「道徳の面前では、あらゆる権威に直面したときと同様に、考えてはならず、まして語 ってはならぬ。ここでは――ひたすら服従あるのみ!」 →→ニーチェによるカント批判 ――カントの哲学プロジェクト…批判が立法のかたち…

David Owen 100

結論26- 留意点 (1)成熟を自己自身の意志を意欲することと同一視すること (2)批判的であり、目的として個々人に向けられた理性の公的使用と、道具的であり、 個々人を物として扱うことを要求する理性の私的使用との区別 カントは、 ・二つの意欲すること…

David Owen 99

【まとめ】25- カントの啓蒙をめぐる小論から生じた三つの問題への解答 第一:道徳と啓蒙の同一視 →成熟とは人が自己自身の意志を意欲することであり、それは道徳法を意欲する ことと全く同じこと、という主張 第二:公的理性の自由な使用要求…それが目的を…

講演会のお話

某所属学部で講演会やってました。 講演者は良心的保守主義と見られている方。(と友人が言ってた。) アメリカにおける市民性概念及びその正統性 2種類の市民性が存在 ・個人主義的市民←プロテスタンティズムの影響(市場主義、利己的、自己責任etc)・公共的…

David Owen 98

難点:カント哲学体系…理性の歴史という観念を必要とする。 ⇔ それはまた、理性の歴史という観念を排除している。 ――「歴史」という概念:時間における体現を意味する。 ⇔ カント:時間を経験的世界のみに適用される一つの直観形態とし、理性を 時間の外部に…

森川輝一『ハンナ・アレントの活動概念(一)』

森川輝一「ハンナ・アレントの活動概念(一)」『法学論叢』Vol145、1999・5 アレントの「政治」(p74) :・臆見を他者に提示するという実践を通じて、複数性の内に孕まれた差異の契機を能動的に顕在すること ・複数の人々が活動の内に自他の特異性を承認し合う…

David Owen 97

【断固たる二元論的哲学を導入して純粋理性のアンチノミーの解消を はかるカントの一貫性の有無に関係する問題】23- カントの理性=<利害関心の体系> ――基本的特徴:それ自身の『本質的な目的』あるいは内在的課題を 追求する目的論的活動 →利害関心の第一…

David Owen 96

<最高善>の理念→根源的自律の未来像の要求と一致すると思われる目的を確立 しかし →この目的を実現する可能性は根拠を欠いたまま 『最高善の概念の客観的実在性は、…十分に証明されない。しかし…この概念の 使用はあの目的(=世界における最高善)を能う…

David Owen 95

目的の決定との関係でのカントの問題 →個人に帰属させている根拠的自律の問題 …「最高善」の理念というかたちで「歴史的命令」の導入に頼る 『道徳法は理性による形式的条件…この条件のもとでわれわれの自由を 使用する。…実質的条件としてのいかなる目的に…

David Owen 94

【二つの問題】20- 第一の問題:成熟の可能性の問題(経験の世界を道徳的自由で性格づけられる 世界に変容させる可能性) 第二の問題:断固たる二元論的哲学を導入して純粋理性のアンチノミーの解消 をはかるカントの一貫性の有無 【成熟の可能性の問題】 ――…

David Owen 93

【カントによる成熟と道徳的自律の同一視】 カントの個人理解はこの同一視とどのように関係するのか?二つの啓蒙概念の同一視 ――・悟性を他人の後見に頼る未成熟…自己の意志を実現し、道徳法に従って 自己自身を構成する動機付けの欠如を 意味 ←人類の後見人…

David Owen 92

【カントの個人理解】18- 個人:自然であり超自然、(原因と結果の連鎖のうちに存在する)自然的 欲望から成る存在であり、(自然における因果的連鎖を引き起こし、 それによって自然を変容させる)合理的意志から成る存在 →道徳の領域において明らかになる…

David Owen 91

自律・理性・歴史(p17-) カントの小論…始まり:啓蒙と成熟(自分自身の悟性への信頼)の同一視 終わり:啓蒙と「自由に行為する」能力の同一視 ――はじめの定義:啓蒙を広い意味での自律(自己決定、自分で責任をとること)と結合 後の定義:啓蒙を特殊な意…

David Owen 90

【啓蒙の必要条件と実際的諸条件の関係】14- カントの問い:「現在は啓蒙された時代か?」 カントの答え:「否、しかし啓蒙の時代である。」 ――二つの状態の区別…それぞれの立法形態のうちにある。啓蒙された時代が歴史に登場するための前提条件 :「公共の…

David Owen 89

第一章 カントと成熟の問題(p11-) カントと啓蒙としての成熟(p11-) カントの啓蒙の問題:「人間が自ら招いた未成熟から抜け出ること」 ―未成熟:「他人の指導がなければ、自分自身の悟性を使用しえない 状態」 →導入部:啓蒙精神の積極的定義で結ぶ。 「…

鈴木謙介(2007)『ウェブ社会の思想』NHKBOOKS

ウェブ社会の思想 〈遍在する私〉をどう生きるか (NHKブックス)作者: 鈴木謙介出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2007/05/26メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 8人 クリック: 111回この商品を含むブログ (132件) を見る ウェブ社会における私と私-社会の…

David Owen 88

【第八から十章】 フーコーの仕事。成熟の問題に対する関心のニーチェやウェーバーの仕事との関係 を明示 ■第八章 フーコーの方法論的省察 ――考古学→系譜学→考古学と系譜学の<二重のまなざし>へ フーコーの系譜学的方法 ――権力への意志の教説をさらに洗練…

【80年代論・日本のこと】

東京大学「80年代地下文化論」講義作者: 宮沢章夫出版社/メーカー: 白夜書房発売日: 2006/07/18メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 57回この商品を含むブログ (123件) を見る滝山コミューン一九七四作者: 原武史出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/05/19…

【近代】

近代とは何か―その隠されたアジェンダ (叢書・ウニベルシタス)作者: スティーヴントゥールミン,Stephen Toulmin,藤村龍雄,新井浩子出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2001/12メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (8件) を見る近代とは…

David Owen 87

本書の構成 カントからフーコーにいたる歴史的軌道を追跡することで議論を組み立てる。それぞれの思想家が成熟の問題にたいして<系譜学的>アプローチをとることを明示 ↓ <近代>の系譜学の検討 ↓ 成熟の問題への対応をめぐる<政治>を分析 ⇒・この思考軌…

長谷部恭男(2006)『Interactive憲法』有斐閣

Interactive憲法 (法学教室Library)作者: 長谷部恭男出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 2006/09/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 22回この商品を含むブログ (26件) を見る 体調が悪いときには、憲法本っとwww 憲法漫談・・・ではなく、論点整理と概念説…

David Owen 86

【二つの伝統の差異】 二つの伝統…・ヘーゲル−マルクスーハーバーマスと展開される批判的伝統 ・ニーチェ−ウェーバー−フーコーと展開されるカント以後のもう一つの批判形態 ――差異を確認するために三つの問いに立ち返る。 ・成熟とは何か?・近代性とは何か…

David Owen 85

David Owen(2002)『成熟と近代ニーチェ・ウェーバー・フーコーの系譜学』 宮原浩二郎・名部圭一 訳、新曜社 序本書の核心にある主題的関心 ・内在的批判の一形態としての<系譜学>(genealogy)の出現とその展開を追跡 すること ・この批判形態のもつ倫理…