HannahArendt

MargaretCanovan(1998)『ハンナ・アレントの政治思想』未来社

ハンナ・アレントの政治思想作者: マーガレットカノヴァン,Margaret Canovan,寺島俊穂出版社/メーカー: 未来社発売日: 1995/12/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る ハンナ・アレントと共和主義 ■アレントの活動概念 人々が…

■森川輝一(2000)「隣人の起原(1)-ハンナ・アレントのアウグスティヌス解釈-」『法学論叢』 Vol148、2号 → 「隣人愛」の問題、即ち此の世界における他者の実在の意味を廻る問いなのであるが、・・・単独者としての自己の実在への問いが臨界に達する地点で…

■千葉真(1997)「核兵器の出現と人間の自由―アーレント政治哲学の一局面」 『現代思想』vol25 →「全体主義」と「核兵器主義」、人間存在の「自由」を定位する「誕生」。 ■川原彰(2004)「大西洋文明における革命的伝統とその失われた宝―アーレントの≪革命≫…

さらう

■中野昌宏(2000)「ハンナ・アレント公共空間論の検討」(上) 『大分大学経済論集』、第52巻第1号、pp. 73-96 →公共空間とは何ぞやという話。 「合意」に対する複数性の優位。「活動」を支える言論と記憶。 そして「空間」論へ ■中野昌宏(2000)「ハンナ…

さらう

■篠原雅武(2004)「アーレントのアクチュアリティー―全体主義論およびマルクス論に即して」 『社会思想史研究』NO.28 →マルクスとアレントの同質性と差異性。伝統論へのアプローチ。 ■伊藤洋典(1989)「H・アレントにおける共同性の探求―「仕事」・「労働…

伝統の終焉、その後にくるもの

過去と未来の間――政治思想への8試論作者: ハンナアーレント,Hannah Arendt,斎藤純一,引田隆也出版社/メーカー: みすず書房発売日: 1994/09/08メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 7回この商品を含むブログ (16件) を見る 伝統が終焉し、もはや人々が伝統に…

げんしょー学

現象学 (岩波新書 青版 C-11)作者: 木田元出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1970/09/21メディア: 新書購入: 3人 クリック: 41回この商品を含むブログ (27件) を見る 序章と終章だけ読む。 現象学とはなんじゃらほい、 フッサール現象学の狙いは…経験的実現…

森川輝一『ハンナ・アレントの活動概念(一)』

森川輝一「ハンナ・アレントの活動概念(一)」『法学論叢』Vol145、1999・5 アレントの「政治」(p74) :・臆見を他者に提示するという実践を通じて、複数性の内に孕まれた差異の契機を能動的に顕在すること ・複数の人々が活動の内に自他の特異性を承認し合う…

千葉眞「アーレントと自由の政治」

千葉眞「アーレントと自由の政治−世界形成と抵抗の政治−」『思想』No837、1994 アレンとへの3つの問いかけが本論考を構成する。 それは、1、「政治の目的とは何か」2、「政治の内実は何か」3、「政治の独自性−政治に固有の価値ないし政治の 自立的(Independ…

谷澤正嗣「カント政治哲学の一解釈」

谷澤正嗣(1994)「カント政治哲学の一解釈-H・アレントの解釈と自由主義的解釈の架橋の試み-」 早稲田政治経済学雑誌320号、1994、1 『人倫の形而上学 第一部 法論の形而上学的原理』での法と国家の哲学を実践哲学を背景にした自由主義の哲学的基礎付けの理…

川崎修「ハンナ・アレントと現代政治哲学の隘路」

川崎修(1987)「ハンナ・アレントと現代政治哲学の隘路」『思想』pp.111-130 アレントの政治思想を、強固な個人主義的パトスによって共同体の存立を基礎づけようとする、パラドキシカルな企ての側面があるとする。そして、それはモダニズムのアポリアであ…

石田雅樹(2001)「「政治」と「虚偽」」

石田雅樹(2001)「「政治」と「虚偽」『思想』pp.32-51 政治における「虚偽」の存在を検討していく。「虚偽」と「シニシズム」、「虚偽」の体系化、組織化の過程での「虚偽」能力のない人間の創出、「虚偽」の政治性・「政治的なるもの」の虚偽性などを検…

石田雅樹(2000)「「法」「権力」と、「革命」のアポリア」

石田雅樹(2000)「「法」「権力」と、「革命」のアポリア」『政治思想研究』pp.139-160 Arendtの『革命について』と『精神の生活』における「革命のアポリア」を検討していく。「革命のアポリア」とは圧制や暴政から開放されあ後で、新しい制度を「創設」…

川崎修(2003)「帝国主義と全体主義」

川崎修(2003)「帝国主義と全体主義」『思想』pp.8-26アレントとローザ・ルクセンブルク、アレントとホブスンの説を見ながら全体主義を考察。 前者は経済面、後者は政治面を主に見ていく。

HannahArendt(志水速雄:訳)『人間の条件』ちくま学芸文庫

人間の条件 (ちくま学芸文庫)作者: ハンナアレント,Hannah Arendt,志水速雄出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1994/10/01メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 105回この商品を含むブログ (158件) を見る 第1章 人間の条件 第2章 公的領域と私的領域 第3章 労…