2007-04-18から1日間の記事一覧

川崎修「ハンナ・アレントと現代政治哲学の隘路」

川崎修(1987)「ハンナ・アレントと現代政治哲学の隘路」『思想』pp.111-130 アレントの政治思想を、強固な個人主義的パトスによって共同体の存立を基礎づけようとする、パラドキシカルな企ての側面があるとする。そして、それはモダニズムのアポリアであ…

『支配の社会学Ⅰ』58【家父長制的支配と家産制的支配(p.143-)の続き】

ヘル ――確かにプリュンデを授与した。 しかし ――終身的に授与したわけではなかったので、何らかの形でいつまでもこの 官職譲渡の利益にあずかろうと願い、彼のほうでも官職譲渡について原 則を定めようとした。 ―官職取引−役得チャンスを資本家すること−は非…