川崎修「ハンナ・アレントと現代政治哲学の隘路」


川崎修(1987)「ハンナ・アレントと現代政治哲学の隘路」『思想』pp.111-130


アレントの政治思想を、強固な個人主義的パトスによって共同体の存立を基礎づけようとする、パラドキシカルな企ての側面があるとする。そして、それはモダニズムアポリアであり、現代政治哲学というコンテクストのアポリアとしての性格をもつことになる。