吉見俊哉『メディア時代の文化社会学』新曜社、1994


メディア時代の文化社会学

メディア時代の文化社会学


学説史などなど。


□M・マクルーハン(1960)
 Y・メルロウィッツ(1985)
 W・J・オング(1982)
 【メディアの発展史:(1)口承的、(2)筆記的、(3)活字的、(4)電子的】
 M・ポスター(1990)
 【①対面し、声に媒介されたシンボル交換の段階
  ②印刷物によって媒介される書き言葉による交換の段階
  ③電子的な情報交換の段階】


■活字と電子メディア

活字の文化はひとりひとりの読者をそうした非場所的な次元に誘い込むことはあっても、彼が生活している場の時間・空間的な規定力そのものを失効させてしまうことはなかった。ところが、電子メディアはたんに個人の内面を彼の身体が置かれている時間・空間から遊離させると言うよりも、社会的相互作用そのものを非場所的な次元へと移行させ、そのことによって社会的な時間と空間のあり方を根底から変容させていくのである。
(p.54)


・E・ゴッフマン<自己のドラマトゥルギー
 V・W・ターナー儀礼ドラマトゥルギー
 C・ギアーツ<権力のドラマトゥルギー
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