『支配の社会学?』82【家父長制的支配と家産制的支配(p.143-)の続き】


【合理化】
イギリスの「郷土階級」
←治安判事行政
→イギリスのジェントリーの「精神」が生まれた。
  アングロサクソン的ジェントルマンの一種独特の「剛毅の理想」
  ―習律の形式的厳格さの中に、極めて強く発展した誇りと品位感情の中に、
スポーツが正に身分形成的な社交的意義を持っているということの中に、
本質的な形で表現されている。
 →特殊市民的な階層との混合が進むことにより内容的に著しく変形・合理化
された。

名望家行政
―政治的・経済的に重要な意味を持つ。
  政治的:有閑階級が行政事務の執行、国家への強い習律的献身、自己と国
家との一体化などの点で激しい訓練を受けること
  経済的:行政の極小化。
      ―行政の極小化は、経済的イニシアティーブの展開にほとんど自
由な道を拓いた。