原武史『皇居前広場』光文社新書、2003
- 作者: 原武史
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2003/04/18
- メディア: 新書
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敗戦直後における、左翼勢力(共産党、日本社会党、労働組合)が行った、整然としたデモではない、暴動的??デモの話が興味深い。そして、当初はGHQや日本政府によって認められていたデモが、規制されていくことによって縮小していく。それは、デモ=公共性として認識されていたものがデモ≠公共性となっていく過程だとも捉えることができるのではないでしょうか。
1950年7月3日
:東京都、集会・集団行進及び集団示威運動に関する条例(改正公安条例)を公布施行。
1951年4月24日
:政府、メーデーに皇居前広場の使用禁止を決める。
1951年4月27日
:GHQ、政府の決定を支持。
1952年4月4日
:総評、メーデーでの皇居前広場使用不許可の取消しを求めて提訴。
1952年5月2日
:血のメーデー事件