桂木隆夫『公共哲学とはなんだろう』勁草書房


大学でフェアをやっていたのでルーマンでも買いにいこうと思ったら
売り切れ・・・・・orz。
そんで、近くにあった本を衝動買い。


公共哲学とはなんだろう―民主主義と市場の新しい見方

公共哲学とはなんだろう―民主主義と市場の新しい見方

【目次】
第1部 公共哲学の諸潮流(公共性とは何か、ハーバーマスアーレントアメリカにおける公共哲学
モラルサイエンスの公共哲学)
第2部 公共哲学の基本問題(他者、民主主義、市場、寛容、公共精神)

公共性を上からの公共性と下からの公共性にわけ

特に下からの公共性が重要であるとする。

そこでは「公」と「私」という二分法は取らず

「公」-「公共」-「私」という三分法をとり「公共性」は不確定な要素を含んだ

状況における諸力のぶつかり合いにより生成しつつあるものであるとする。


公共性には2つある。それは「協力」と「秩序」である。

「協力」には4種類ある。

自発的な協力、非自発的な協力、意図的な協力、意図せざる結果としての協力である。

この2つが絡まりあって公共性が構築されていく。





モラルサイエンスてのは初耳で、ヒュームもあまり知らなかった。

うむ、勉強不足であります。