加藤節「政治学を問いなおす」ちくま新書

政治学を問いなおす (ちくま新書 450)

政治学を問いなおす (ちくま新書 450)

[目次]
第1部 政治と政治学との間(政治の究極にあるもの「自由」と「自由論」との間国民・群衆・暴徒 ほか)
第2部 政治と暴力(政治と死国家・デモクラシー・戦争現代世界における政治と暴力)
第3部 現代史のなかの政治批判(近代日本と批判主義政治学南原繁におけるナショナリズム愛国主義
歴史・理論・実践のトリアーデ ほか)



序盤は政治理論について後半は戦後に活躍した政治学者(南原繁福田歓一丸山真男

について書かれている。

特に政治学で使われている諸概念について書かれているところが勉強不足の自分としては興味深かった。

著者は違うといっているが政治学を批判的に考えた政治学入門書であると思う。