■乙部延剛(2003)「ウィリアム・コノリーの思想形成−言説・政治・責任−」
 『政治思想研究』第三号

コノリーの政治学史。

共通善、集団的アイデンティティから差異、アゴーンの理念へ
テーラーとの論争など。


■齋藤純一(2003)「依存する他者へのケアをめぐって−非対称性における自由と責任−」
 『日本政治学会年報』
 
依存する(せざるをえない)他者への配慮/ケア


・政治思想の伝統、他者

政治思想の伝統は、自立した主体の行動とその行動の結果に対する責任については膨大な言説を蓄積して
きたが、具体的な他者の依存を引き受けるという責任についてはほとんど語ってこなかった(そこに、「
自立」が「依存」を回避しうる者によって語られてきたことの証を見ることもできる)。pp.192-193