宮本憲一『日本の地方自治その歴史と未来』自治体研究社
- 作者: 宮本憲一
- 出版社/メーカー: 自治体研究社
- 発売日: 2005/04
- メディア: 単行本
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【目次】 第1章 地方自治とはなにか 第2章 近代地方自治制の展開 第3章 恐慌・戦争と地方行財政―明治地方自治制の崩壊 第4章 戦後地方自治の展開 第5章 戦後地方自治制の危機と再編 第6章 歴史的転換期の地方自治 終章 維持可能な社会と内発的発展
授業で必要ぽいので読む。
意外とおもしろかった。
これ読んでると地方自治て国からの様々な権利の取り合いの歴史なんだなと思う。
あと、税源なしの地方分権はむごいね。
著者が目指す社会とは
(1)平和を維持する、とくに核戦争を防止すること
(2)環境と資源を保全・再生し、地球を人間をふくむ多様な生態系の環境として維持・改善すること
(3)絶対的貧困を克服して、社会的経済的な不公正を除去すること
(4)民主主義を国際国内的に確立すること
(5)基本的人権と思想・表現の自由を達成し、多様な文化の共存を実現すること
の5つからなる維持可能な社会である。(pp.244-245)
あとは内発的発展(pp.254-255)が重要。
いきなり国際的なところに話題が展開するのは・・・。